下記はほんの一例で、当業界のかし(契約不適合)事例が記載された書物は皆無に等しく、弊社は補償をご提供する立場として、事故情報を収集し、配信を行ってまいります。
この活動により、設計ミスが1件でも抑止できればと考えております。
取材に応じていただいた事業所様には謝礼をいたします。業界の発展にご協力ください。
貴社名や発注者、業務名などはすべて匿名処理いたします。
詳しくは弊社担当者までお問い合わせください。
>> その他過去の事故事例
■詳細
上水道加圧施設における加圧ポンプおよび非常用発電機更新設計業務において、旧加圧ポンプ・旧発電機の仕様を見誤り、新たに設置した非常用発電機より送出される電流容量では既設ポンプの一部に動作不安定となることが判明。
発電機自体の一部改修およびインバーター設備を追加設置することとなり、その費用を負担することとなった。
当初、現場視察した担当者2名のうち1名が、電気・電子部門について技量不足であったことと、社内にて情報の共有がなされていなかったことが原因とされた。
損害額 |
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5,032,513円 |
■行政処分
指名停止
■詳細
樋門の新設設計において、当施設街路灯3機の設置位置を間違い、2期工事(堤防改修)の妨げになることが判明。
施設反対側へ移設する必要があり、電気設備工事を含めた移設費用を負担することとなった。
2期工事の詳細は把握していたが、設計担当者がその内容を失念していたことが原因。
損害額 |
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2,900,300円 |
■行政処分
なし
■詳細
法面修復(災害復旧工事)に関する設計において、急斜面補強のためにふとん蛇籠を設置したが、容量不足と設置方法が適切でなかったため蛇籠が動き、再度法面崩壊となった。
地盤改良(補強後)に蛇籠の再設置、暗渠による排水および法面施工時の土質検討を行うこととなった。
寒冷地であり地盤凍結により冬期の作業が不可と判断し、応急処置(矢板設置等)後の翌春より再施工を開始した。
ふとん蛇籠3段積みの設計であったが、法面基礎部分の検討不足と蛇籠の組み方に問題があったと判明。
施工会社は現場にて疑問を抱いたが、設計会社には連絡をせず、設計通りの施工を行った。
設計会社の今後の対策として、施工監理業務の有無にかかわらず、施工現場監督者等と面識を持ち、現場からの情報入手手段を構築するプロジェクトを立ち上げた。
損害額1 |
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3,376,000円(応急処置費用) | 損害額2 |
36,511,890円(本工事費用) |
■行政処分
指名停止
■詳細
橋梁新設に関する設計業務において、下部工橋台基礎の構造が当河川の最大流量等に見合っていない形状となっていたため、約1年を経過したあたりより橋台基礎上流および下流部に洗掘が現認された。
対策として、昨今の豪雨による流量増加の影響も改めて勘案し、橋台基礎上流および下流部の形状を流線型とし、橋梁付近の河床も整備する追加工事を行った。
■当追加工事工期
9ヶ月
損害額 |
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76,059,320円 |
■行政処分
指名停止
■詳細
多目的公園の設計において、遊歩道(クッション性舗装)の低所部分に水たまりが発生し、舗装のめくりあがりが確認された。
改めて現場を調査したところ、谷地形であること、周囲の地質が粘土質(不透水層)などにより、設計当初の調査結果よりも自然浸透効果(敷設済み暗渠を含む)がないと判断された。
当低所部の修補として、暗渠管の追加埋設、景観に配慮した明渠の新設、舗装基礎の再検討などを行った。
瑕疵の原因として、設計当初の調査で別の低所部分において暗渠効果が大きいと判断したデータを安易に流用したためであった。
損害額 |
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5,143,882円 |
■行政処分
あり
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